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「源氏物語 京ことば語り」2023年4月1日(土)14:00~ 清澄庭園【大正記念館】

もののあはれ源流への旅
『京ことば 源氏物語』

言霊の国日本――「ことば」はその土地の独特の気候風土が育んだ感性によって紡がれたものです。複雑で微妙に移ろいゆく京都の自然は当然そこに住む人々の心に影響しました。
平安の時代、物語は読むものではなく聴くもので、語りの担い手は高位の女官「女房」でした。千年の昔京都で生まれた源氏物語を「今女房」が京ことばで語ることにより、気候風土のもたらす発想の息吹そのものが「音」となって響いては消えるその中に、源氏物語の底に流れる「もののあはれ」をくみ取っていただけることを願います。
                        ―――女房語り 山下智子
 
2023.4.1(土)
開場13:30  開演14:00
清澄庭園【大正記念館】
参加費:一般4,000円 R会員3,000円/S会員2,000円
            青少年1,000円 ※青少年: 満12才~26才未満
 


二帖【箒木(ははきぎ)】「雨夜の品定め」あらすじ

光源氏十七歳。
五月雨の続く物忌みの夜、源氏のもとに、義兄頭中将はじめ左馬頭、藤式部丞が訪ねてき、四人で女性談義をすることになる。
左馬頭は女性を上、中、下と階級に分け、中流階級の女の定義をする。
恋人と違って生涯の伴侶選びは難しいと、嫉妬深い女、浮気な女など経験談が語られるが、源氏の気持ちはそこにはない。
そんな中、頭中将、女性と付き合うなら中流階級「中の品」の女性がよいと言い、一人の女人(後の巻に登場する夕顔の君)の話をする。
子までもうけながら彼女は頭中将の正妻(右大臣の娘)の嫌がらせにあい、行方をくらませてしまったと語る。
藤式部丞の賢い女との滑稽譚は作り話のように扱われ、雨夜の品定めは結論のでないまま夜が明ける。
この後に続く、源氏と帚木の女との出逢いは、第三帖『空蝉』の巻と共に語ります。

山下智子プロフィール
京都市出身。仲代達矢主宰無名塾に学び、三島由紀夫近代能楽集「道成寺」「熊野」をはじめ舞台、TVにて活動。
2003年より声の表現中心に活動。
NHKラジオドラマにレギュラー出演と作品提供。
朗読劇、映像番組、文楽人形芝居での語り、電子書籍、大修館書店国文教科書CD等での朗読。
「京ことば源氏物語」の女房語りを通し、失われゆく美しい京ことば、やまとの心を後世に伝えるべく各地で語り会をひらき国内のみならず海外でも好評を博している。
京都観光おもてなし大使
 http://www.genji-kyokotoba.jp/
 

参加申込:
予約フォーム又はメールにて以下ご記入の上、お申込み下さい。
【イベント名「4/1源氏物語」/お名前/電話番号
   メールアドレス/予約人数】

 ※後日、代金振込のご案内メールをお送りいたします。
 ◆予約フォーム:下記
 ◆メール:tpacdentobunka@icloud.com


主催:一般社団法人伝統文化交流協会
後援:古典の日推進委員会 古典の日
特別協力:ジャポニスム振興会

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